「こだわりの強さ」

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「こだわりの強さ」

子どもを育てていると、「うちの子ってこだわりが強い」と感じたことはありませんか?
「これは食べるけど、これは食べないなど食にこだわりが強いと感じる」「服の色や柄にこだわりが強く同じ服しか着ない」「こだわりが強くて何をするにも時間がかかる」など
「こだわりが強い」と耳にすることがあります。
「こだわりが強い」と聞くと、意見を曲げないとか、周りと合わないなど、なんだか悪いイメージが先行してしまいます。
しかし、プラスに変換すると「人の意見にぶれることなく貫き通す強さ」だったりもします。
見方や考え方を変えれば、その子の「強み」として捉えることもできます。
「好きなことへのこだわり」は伸ばしてあげると、将来の仕事や趣味でたくさん活かすことができるかもしれません。



一方で、「こだわり」が本人の「生きづらさ」につながることもあります。それは、周りの理解が低かったり、悪いイメージを持っているからです。
そこで対処法があれば見方を変えられるかもしれません。

◆こだわりと付き合う
「こだわりを無くそう」「こだわりをどうにかしよう」という考え方を変えましょう。
こだわりは成長と共に変わることもあります。長い目で付き合うことが気持ちを楽にすることもできます。

◆こだわりを分類する
こだわりを、「よいこだわり」「やめてほしいこだわり」「どちらでもないこだわり」の3つに当てはめます。

「よいこだわり」の例
・時間を守る
・追求して図鑑を見続ける など

「どちらでもないこだわり」の例
・同じ服しか着ない
・物の位置にこだわる など

「よいこだわり」と「どちらでもないこだわり」は、周囲が合わせてあげれば誰も困らないこだわりと言えます。
長い目で見てあげれば、こだわりが才能を開花させたり、また別のこだわりに移行することもあります。
子どものこだわりを認めてあげる、見守ってあげることで、分かってもらえないストレスから満たされる気持ちに変わり、やめてほしいこだわりも減っていくことがあります。

では、「やめてほしいこだわり」の例です。
①毎回スーパーに行くと「お菓子を買って」と癇癪を起こす
②特定のお友達といつも喧嘩してしまう、手が出てしまう など

さて、どう対処していけばよいでしょうか。

① は、理由がわかる癇癪の対処法として、ルールをつくることが大事です。
大人都合で「今日は買っていいよ」「今日はダメ」と言っても子どもにはルールの違いがわかりません。
癇癪を起こしたときに買ってもらった経験があることも強化されてしまう原因です。
「お母さんの買い物に付き合ってくれたときは、ご褒美でお菓子を買っていいよ」など、子どもが納得するルールを一緒に決めるといいですね。
癇癪からパニックになっているときは、言い聞かせようとはせず、まずはクールダウン・切り替えられるように関わりましょう。
本人が一番辛いですから、辛い気持ちに共感してあげたり、落ち着いても思い出させるような振り返りや、否定されたと感じる言葉はせずに繰り返し同じ対応で受け止めてあげましょう。

② は、危険なこだわりは見通しを持って予防ができます。
危険なこだわりが出ないように遭遇させないなどの対応が必要です。
子ども同士の環境で、無理して苦手なお友達と関わる必要はありません。「離れる」「離れさせる」という選択肢もあります。

●さいごに
子どものこだわりとうまく付き合うコツは、大人もそこにこだわらないことです。
普通はこうだ!こうしなきゃ大人になってから困る!など、大人都合のこだわりを子どもに押し付けてはいませんか?
子どものこだわりとうまく付き合うと子育ても少し気持ちが楽になるかもしれません。
Brave では「にがてをすきに、すきをとくいに。」をモットーに支援しています。
子どもの気になることや相談したいことなどありましたら、いつでもご相談ください。

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