「お子さまの子育てについて〜考え方や視点を変えて、気持ちにゆとりを〜」

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「お子さまの子育てについて〜考え方や視点を変えて、気持ちにゆとりを〜」

こんにちは。

今回は、私が思う子育ての苦労と子どもの気持ちについてブログにまとめてみます。
私にはまだ子どもがいません。ですから今通ってくれている子どもたちが、
勝手ながら自分の子どものように可愛く思えて仕方がない毎日です。みんな大好きよ〜


私がまだ子どもの頃、とあるお友達がいました。その子を仮に A ちゃんとします。
A ちゃんの家では、お母さんと A ちゃんとの間に様々な決め事がありました。
例えば、
① 部屋の片付けが終わるまで寝てはいけない。終わったら、夜中になって起こしてもいいから知らせること
② 朝ごはんは必ず食べなくてはいけない
③ 嫌いなものも食べ終わるまでテレビを見てはいけないなどがあったそうです。

これらのうち①をピックアップし、お母さんの視点と A ちゃんの視点、それぞれから考えてみました。

①部屋の片付けが終わるまで寝てはいけない。終わったら、夜中になって起こしてもいいから知らせること

<お母さん>
お母さんの思いはきっと、
「だらしがない子に育って欲しくない」「きちんと片付けができる子になってほしい」
「最後までやり遂げることで手に入る達成感、頑張る気持ちを持ってほしい」
など、A ちゃんの将来を誰よりも考えていたのだろうと感じます。
毎日毎日片付けるように言って聞かせているのに、どうして毎回のように片付けができないの?
今のうちに片付けておけば後々楽なのに、どうして後回しにするの?
つい 3 日前に片付けさせたばかりなのに、どうしてもう散らかっているの?
なかなか片付けられない A ちゃんに対して、ストレスと愛の狭間で葛藤の連続だったのではないでしょうか。
お母さん、大変でしたよね。お気持ちとてもよく理解できます。

お母さんの悩みと懸命な取り組みに対して、A ちゃんはどう受け止めていたのでしょうか?

<A ちゃん>
A ちゃんは本当にお片付けが苦手で、お部屋も数日で散らかるし、机の中は物の種類や大きさ関係なくゴチャゴチャしていました。
幼い私は質問します。
「いろんなものを一緒に入れて、何がどこに入っているか分からなくない?」
A ちゃんは答えます。
「分かるよ。これが出しやすいの、何をどこにしまっているか自分で全部分かってる。」
A ちゃんは確かに全部分かっていました。そして彼女は続けます。
「汚いのが好きなわけじゃないけど、片付けるのを後回しにしてしまう。後でやろう、明日やろう、どうせ使うものだから出しておこうって。」
「お母さんが厳しくて怖い。机の中身を全部ひっくり返されて、
『全部綺麗に片付けるまでは寝ないでよ、お母さんが寝ててもいいから終わったら起こして。できたかチェックする』って言うんだよ。お母さん嫌い」
彼女はお母さんのことを嫌い、片付け=罰と受け止めていました。
それでも片付けられない彼女が当時は不思議でしたが、今思えば小学校低学年の子どもにとって、これはとても辛いことだったろうと思います。


■どうしたらよかった?

お片付けが苦手な A ちゃんに対してお母さんが出来たことは一体なんでしょうか?
上記のように厳しくしつけることか、この子は「片付けられない子」と諦めてしまうのか。
これが正解!ということはありません。ただ、私が思ったことは
□片付けが難しい A ちゃんの気持ちを受け止める
□一緒に片付けてみる
□一緒に片付けながら、より使いやすい方法や、一人でも取り組みやすい片付け方法を考えるなどの支援があれば嬉しいだろうな、ということです。
彼女は自分の部屋や机内を「これがベスト」と捉えていました。
毎日のように怒られ、なんで片付けろと怒られるのかよく分からず、片付けが嫌で嫌で仕方がなくて、やる気が出なかったのです。
片付けないことには彼女なりの理由があったんです。
一緒にやってみたら、楽しいと感じられるかもしれないし、方法を知らないならば教えたら次からやってみようと思ったかもしれませんね。
厳しくしても、それが良い成長につながることとそうでないことがあります。
頭ごなしに叱ったりやるべき事を促すだけではなく、「どうしてこうなったのかな?」「じゃあ次はどうしていこうか?」を一緒に考えてみるといいな、と思います。
そして一緒にお片付けができた時には「お部屋がさっきよりもスッキリして、何だか気持ちがいいね!」「遊べるスペースが増えた気がするね!」など、
声をかけたらもっともっと嬉しくなりそうです。
自分の話を聞いてほしいならば、まずは自分から「聴く」ことですね。
子どもを育てるということは、感動や喜びが多い分本当に大変だと思います。
子どもも親も、気持ちにゆとりを持って日々を過ごせるように、物事の考え方や子どもに対する視点をほんのちょっとだけ、変えてみませんか?

ちなみに A ちゃんとお母さんとの関係性は現在では良好だそうです。よかった笑

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