放課後等デイサービスの集団遊びと社会性2

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放課後等デイサービスの集団遊びと社会性2

みなさん、こんにちは。
以前、「放課後等デイサービスの集団遊びと社会性」について、お話ししました。
今回は、ZENIBAKO Brave での「集団遊び」について、お話しします。

ZENIBAKO Brave では、放課後等デイサービスの小学生と、児童発達支援に通う幼児期のお友達と一緒に集団遊びを行なっています。
「えっ、年齢差があるけど集団遊びができるの?」と思いますよね。出来るんです!!
集団遊びと言っても、「ねらい」は様々です。
・年齢が異なる子との関わりかたを知る
・異年齢の子との関わりを通して、思いやりや自信などの気持ちを育てる
・異年齢の子との関わりを通して、社会性や協調性を学ぶ
などなど。
視点を変えて「ねらい」を立てると、指導者側も意識する点が変わってくるのです。

さて、例をあげてみていきましょう。

*鬼ごっこ
鬼ごっこは、走る速さの違いや、追いかける方の駆け引きなど年齢差が出てきますね。
差を縮めるルールとして「小学生はスキップで逃げる」など、取り入れても面白いですね。


*手つなぎ鬼
これも、鬼ごっこのひとつですね。手を繋いで走ると、やはり走る速さが違い転んでしまうことがあります。
ここでは、小学生に「小さい子のスピードに合わせて走ってね」とお約束をしてみましょう。
子ども一人一人が考えて走ります。お友達を思いながら遊ぶということは、「思いやり」にも繋がりますね。

*椅子取りゲーム
椅子取りゲームは、椅子の奪い合いの時に力の強さや、知恵の使い方でも年齢差が出てきますね。
遊び方を変えて、小学生は輪になって立ってもらいます。椅子の代わりですね。
その周りを幼児さんが音楽に合わせて歩いてもらいます。音楽が止まったら、小学生に抱きつく!なんてルールも面白いですね。スキンシップにもなりますね。

*かくれんぼ
小さい子が一人で隠れることに不安に思う子もいます。小学生と幼児さんでペアを作るのもいいですね。
小学生は、幼児さんを気にかけながら遊ぶでしょう。幼児さんは、小学生の背中を見て育ちます。
そして、自分が大きくなったら、小さい子に優しくすることが当たり前になって育っていくかもしれませんね。


例にあげたように、異年齢の集団遊びでは、「ねらい」に合わせてプログラムを組み、遊び方を変えるだけで、子ども同士の関わり方が広がっていきます。
子どもの成長の中で、集団生活は欠かせないものです。そして、保護者様が近くでみてあげられないのが保育園・幼稚園・学校生活です。
「どうやって過ごしているのか」「お友達とはうまくやっているのか」など、心配や不安があると思います。
そして「集団生活が苦手」のお子様もいます。

私たちは、そういうご家庭の一部として、保護者様とお子様の支えとなって、苦手なことを少しでも好きになっていけるように支援をしています。

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