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2022.08.01
コラム
放課後等デイサービスと集団遊び
以前のコラムでは集団遊びの必要性と具体的な遊びをご紹介しました。
今回は集団遊びでの気をつけることや意識するべき点について書いて行こうと思います。
●集団遊びをする上で注意するべきポイント●
① 参加する子どもたちのことをよく考える。
放課後等デイサービスでは幅広い年齢の子どもたちが利用します。
ZENIBAKO Brave では児童発達支援を利用している子どもたちとも一緒に集団遊びをすることもありますので一層考慮するべき点です。
一人一人が違う個性を持ち特性を有しています。
これを無視して大人がしたいことやこうするべきだと決めつけてやらせてしまうとトラブルに発展することもあり、子どもたちの成長を阻害する可能性が大いにあります。
まずは子どもたちのできることやできないこと、得意なことや苦手なことをよく見極め年齢も考慮しなければいけません。
誰か 1 人が突出してできていたり周りがついていけないような集団遊びでは成立しないので、みんなが楽しむためには「遊びかた」や「ルール」を明確にわかりやすく設定します。
子どもたちをまず第一に考えることが前提となります。
② 子どもたちが遊べる内容を考える。
先述した通り誰か特定の子どもだけが楽しめる遊びや子どもたちが理解できない遊びではなく参加している子どもたち全員がわかりやすく楽しめる内容を考えます。
特に異年齢の子どもたちが遊ぶ際は年齢が上の子に合わせると下の子に理解ができなかったり、
逆に年齢が下の子に合わせると上の子が「つまらない」と思ってしまう場合があります。
そうならないための工夫として基本ルールは年齢が下の子に合わせて設定し段階的に遊び方の難易度をあげたり、少し難易度の高い遊び方で大人が年齢の低い子どもたちをサポートすることでみんなが楽しく遊びに参加できるようになります。
③ 遊ぶ時間を決める
集団遊びを実施する際は子どもたちに「遊びを始める時間」と「遊びを終わる時間」を伝えます。
今から何をするのか・いつまでやるのかを明確にすることで行動や気持ちの切り替えがスムーズになってきます。
始める時間を決めることで子どもたちが同じタイミングで遊ぶことができ、途中から参加した子どもとの差やトラブルを防げます。
終わる時間を決めることで目標ができたり行動の節目として意識することができます。
他にも子どもたちから「何をして遊びたいか」を聞き要望に応えてあげることや複数の遊びを組み合わせて新鮮な気持ちで取り組むことも子どもたちと一緒に楽しむことに重要なことです。
●終わりに●
ZENIBAKO Brave では異年齢の子どもたちと一緒に活動や遊びをしています。
「誰か」ではなく「みんな」が楽しく笑顔で遊べるように日々大人たちが話し合っています。
子どもたちの個々の特性に合わせた支援を前提としながらも共通して必要な技能や社会性を大人が見本となりお手伝いをしながら関わることで子どもたちの成長に携わっています。
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