放課後等デイサービスの集団遊びと社会性

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放課後等デイサービスの集団遊びと社会性

こんにちは。今日は、放課後等デイサービスに通う児童の集団遊びについてお話しします。
小学校ではルールの理解が社会性の発達に必要となりますが、それが困難なためにより社会性の発達を妨げられてしまうことがあります。
集団遊びが苦手な子どもがいます。「ルールがわからない」「協力するのが苦手」「恥ずかしい」「失敗したらどうしよう、責められるかな、迷惑かけるかな」と不安に思う子など、理由は様々です。

我が事業所 ZENIBAKO Brave では、集団遊びを小集団(2~3名)からはじめ、集団に入れない子やルールの理解が難しい子など様々な理由に合わせて「個別対応」をしながら、
集団遊びを楽しめるように支援をしています。
子どもにとって集団遊び(プログラム)は、遊びを通して人とかかわる楽しさや遊びを進める際のルールを学ぶ活動です。
お友達と一緒に遊ぶ体験は、コミュニケーションや遊びのルールの必要性を実感させていきます。
遊びは、大人から子どもへと伝えられる場合もありますが、同年齢の子ども同士や、異年齢との遊びの中で伝えられることも多くあります。

遊びによっては、相手の動きに自分の動きを合わせたり、逃げる、追いかけるなどの楽しさや面白さを味わったりしながら、
遊びの中での人とのかかわり方を、身体全体を動かして体験していきます。

集団遊びのひとつに「じゃんけん」があります。
「じゃんけん」は子どもから大人まで必要不可欠なものと言えるのではないでしょうか。
しかし「じゃんけん」のルールが分からないとそこから集団遊びに入れない場合があります。
「なぜグーはチョキに勝つのか」など大人も子どもの頃から「当たり前」と思ってきたことを説明するのは難しいです。
「そういうものなの!」で納得できない子どももいます。「じゃんけん」を「石・はさみ・紙」で理由をつけて教える方法もあります。
「はさみは石を切れないから石の方が強い・勝ち」など具体的にイメージできる伝え方や、イラストで説明すると理解できる子どももいます。
「じゃんけん」の目的は「順番を決める」「鬼を決める」など様々な場面で使いますね。
しかし、「負けたくない」「鬼になりたくない」という理由から後出しをしたり、出したものを変えたりする子もいるかもしれません。
本人にとっては本気でやっていることも、周りの反応は「ズルした」などと怒る人もいるでしょう。
またそれもルールのひとつだからです。
ただの「じゃんけん」という遊びでもルールはいくつかあります。
それを子どもの頃から自然と身についていくのは集団遊びで学ぶからです。
「ズルをした」と言われても本人にとっては「何がズルだったのか」わからない子もいます。
ひとつひとつ分からないことを一緒に解決する、学べる環境をつくれるように「個別対応」の支援を私たちは目指しています。

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